こんにちは。いま介護職の離職率は、かなり問題になってると思いませんか?
2017年度介護職員の離職率は16.2%でした。
5人から6人に1人が辞めてる計算になります。
なぜ辞めるのか、介護経験15年の自分が話していきます。
介護に対して「ここまでつらいんだ」と主観的に据えるのではなく、
転職を考えている方の1つの心構えの参考にしていただければいいなと思います。
退職理由
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勤務していた際に多く見られた離職者の理由を紹介していきます。
前向きの理由の他にも変わった理由が中にはあります。
資格を取ってから転職。
意外とこれが多いです。
介護には、色々資格があり、介護福祉士、ケアマネージャー、社会福祉士などがあります。
介護福祉士と社会福祉士は国家資格となります。
①介護福祉士を取得するには、介護経験3年と介護実務者研修を事前に取得することで、国家資格を得られます。
資格を取ることによって給料も上がるし、転職しやすくなります。
ちなみに自分もその中の1人です。辞めた会社が資格手当2000円で次に働いたところが2万円でした。差がありすぎですよね(笑)
社会福祉士 、ケアマネジャーを取って辞める方もいますね。
介護は、基本肉体労働なので、きつくて現場を離れる人もいます。
②社会福祉士を取得するには、受験資格が必要です。
福祉大学や短大で指定科目を取れてる方は、すでに受験資格があります。
<社会人や主婦の方がこれから目指す場合>
一般大学や短大を卒業した方は、短期もしくは一般養成施設を卒業することで国家試験受験資格が得られます。
<大学や短大を卒業していない方の場合>
働きながら大学卒業資格を得ることができる通信制大学を経て、養成施設を卒業し、国家試験を受験するルートがあります。
③ケアマネジャーを取得するには実務経験が必要です。
(1)医師、歯科医師、看護師、保健師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、社会福祉士、介護福祉士などの資格をもち、そのうえで実務を5年以上経験した人
(2)生活相談員、支援相談員、相談支援専門員などとして、相談業務の実務を5年以上経験した人
体を壊した、特病が悪化した
自分は、まず5年目で腰を壊し、腰痛持ちになりました。
とても体力が必要な仕事です。
腰痛の原因は、車いすからベットに移乗でした。
施設は100人の入居者様がいて、介護度が高い方が8割いました。
特に腰にくるのが入浴介助、移乗、排泄介助ですね。
腰を痛めて、そのまま治らなくて退職する方もいますね。
夜勤があり、生活が乱れる。
介護は勤務時間が不規則です。
早番、日勤、遅番、夜勤とシフト制になっているとこがほとんどです。
そのような勤務を長時間続けることにより、体調不良になってしまったりする人もいます。
長期にわたって不規則な勤務により、体調面での負担が大きく疲労も蓄積する事から、退職をする人も多く見られました。
利用者との折り合いが悪くなり疲れた
自分は、認知症の方に何回殴られたかわかりません。
意思の疎通が出来ない為、急に殴られます。
その事を支配人に言っても何もしてくれません。
また認知症の人だけじゃなく、クリアな方からクレームがあり、その方のサービスができなくなり、メンタルがやられて退職した人もいました。
特に女性の方が利用者から、セクハラや暴力が多いです。
職場の雰囲気が合わない、人間関係に疲れた
職員同士仲良くやってるイメージですが、実際は、めちゃくちゃトラブルが多い現場です。
特に厄介なのが、主任と副主任が仲悪いことです。何かを報告する際、片方に言っても、両方伝わらない為、2人に報告してました(笑)
なぜこの2人が仲悪いでしょう。。。。。??
正解は、男の取り合いです(笑)
介護職は女性が多いのもあり、職場恋愛が非常に多いです。
見るたび、またこの男、職場の人と付き合ってるよって思うところがありました。
上司、会社の考えが合わなかった。
自分の施設は、お菓子の販売をやっていて、お金儲け主義の経営が嫌で辞めた人もいました。
上司に関しては、人が少ないこともあり、問題行動を起こした人間をクビにしなかったですね。理由は、遅刻10回、無断欠勤1回、介護をする前に車の免許を取りに行き、1年間車の免許を取れなかったため、いつになってもヘルパーの資格をとれず掃除などしか出来ない人もいます。
後、他の人では何度も何度も同じことで注意してるのに上司が放置しているところもあります。
簡単には辞めさせてくれない
人手不足が問題になっている福祉業界では辞めたくても簡単にやめさせてくれません。
入社はしやすいが抜けるのは大変です。
まとめ
悲観的になることはありません。他にもたくさんの施設があるので、一つの参考と思ってください。
このような辞意の理由があることで対策や対処方法はあります。
なかには辞意の理由を解決してる施設もあると思います。
少しでも、介護をやろうとしてる人や、介護をやめようと考えている人の参考になれば幸いです。